村上春樹 雑文集(村上 春樹著)

村上 春樹
新潮社
発売日:2011-01-31

 温厚で人格者でジャズオタクな村上さんを再発見できる本書です。

 カズオシシグロ氏について言及している「カズオイシグロのような同時代作家を持つこと」は、カズオイシグロ氏の短編集を読んだとき村上春樹氏とどこか類似性があるように思ったことを、裏付けるようなところがとても印象的でした。

 以前ネットで読んだ「壁と卵」は、改めて読んで強くて優しい人物像を再認識ですね。