大前研一と考える 営業学(大前研一編著)

大前研一と考える 営業学
 本書、『大前研一と考える営業学』はモノを売るのではなくソリューションを提供する、顧客の問題を解決する、顧客に感動を与える等、昨今良く目にする「顧客主義」を営業の現場を通してどのように経営に活かすかを大前研一氏他四名の著者によって論ぜられている。

 営業には、質問力、抽象化力、自尊を前提とした共感力、マーケテングマインドによるチーム力等が重要であり、数値目標ではなく行動目標が必要とのことだ。

 従業員エンゲージメントの国際比較との気になるデータがあった、これによると日本はエンゲージしている人の比率が、グローバル平均よりかなり低い。この辺りは経営・管理の重要な課題になりそうだ。